武道館に立ったあとも、私たちは生きていくから
3月に始まった長い長い就活が終わった。
意外に終わってみるとやって良かったと思えることばかりで、粘った分だけの得るものがあってちゃんとあって良かった。ホッとした。
例えば、自分に対しての解像度がずっと上がったこと。こだわりや人より突出している部分に気づけたこと。その理由にも目を向けられたこと。逆に凹んでる部分も見つけたし、そこを埋めてくれる人には以前よりさらに感謝するようになった。
それこそ自己分析をしてみたら、小さい頃はコンプレックスだらけで、身の回りの環境も心底嫌で、反骨心を頼りに生きていたようなところすらあり…でも負のパワーもあったからこそ突き進めたし、誰かとは違う長所や短所が知らぬ間にできあがって、色んなものに影響を受けつつ私自身になった。今ならそういう自分のバックグラウンドごと全部肯定できるし愛せるなと思ったのです。嫌いなところもあるけれど、まだまだなところばかりだけれど、たぶんいつかは正解にできるぞ、と。
そして、夢が叶ったことが自体が素直に嬉しい。
長期的な目標に粘り勝ちできたのも、思い出せるなかでは初めてのこと。同時に、やっとその場所に立ってみても、まだ土俵に上がらせてもらうだけなんだなと思った。聞いてはいたけど、夢が叶っただけでは具体的に自分の周りは何も変わっていないし、そこで終わりじゃないんですよね。本当にこれから、ここから。
なんだか達者な口ぶりですが、1週間前にやっと終わって、今さっき振り返って実感したことばかりです。まだ見えていないこともたくさんあるはず。でも、これからも全部自分で選んで、それを正解にしていく。腹はとっくに括ってます。こちとら、誰の背中を見てると思ってんだ!みちふう育ち舐めんなよ!
私はきっと人一倍わがままで頑固だけれど、その分素直に好きなものや大切な人のためになら一生懸命になれる。
そういう自分でも好きなところは特に愛してあげたいです。
さて、今夜からは卒論も一旦置いておき、関西遠征に行きます!
母にも「多少ムリしてでも遊んだ方がいいよ」と言いつけられてるので。笑 残りの学生生活もめちゃくちゃ楽しむぞ〜♡
P.S.
「正しい選択はないから、自分のした選択を正しかったものにする」
高3の春に出会ったこの小説が、今までどれほど救われたかわからないくらい心の糧になってます。朝井リョウさんありがとう。『武道館』ドルオタとしても胸が苦しくなるけれど、大好きな一冊です。