私が生きてこなかった人生

ためらわず踏み出してゆくわ

海の上のピアニスト

昨日はみちこさんに会いに行ってまいりましたよ。「海の上のピアニスト」初日@天空劇場です!まずこの天空劇場っていうのがカッコいいお名前ですけど地上21階で夜景がきれいでした。ここまで紹介したのに写真は撮る余裕がなかった。笑

 

海の上のピアニスト 

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http://artistjapan.co.jp/performance/%E6%B5%B7%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88/

 

ものすごーく良いお芝居で、本当に良質なものを観たと思えます。これは3日間なんかじゃもったいないよ。こういう小劇場の音楽劇は初めてだったのですが、みちこさん(北翔海莉さん)、喜多村緑郎さん、ピアニストの大井健さん、たった3人でこんな舞台ができるんだなと刺激的でした。

なんかねえ、ずーっとピアノの音がキラキラしてて爽やかな海の風が流れてるみたいで…人の一生って面白いなと、こんな人生もあるんだって触れてるうちにどんどんノヴェチェントに肩入れしてしまって。最後にはトランぺッターと一緒に泣いた。苦しくて悔しくてどうしようもないのに、でもやっぱり爽やかな海の匂いなのですよ。

 

みちこさんは0歳から8歳、20代、30代と演じられるのがどれも本当にすてきでした。無垢な0歳、わんぱくで素直な8歳。でもやっぱり登場時の黒燕尾と20代のタキシードがたまらなく格好良かったです。もうこれには逆らえない。表情だったりお芝居も現役の男役の時より肩の力が抜けた自然体の青年で、海の上で育ったノヴェチェントが本当にはまってた。

お話がちょっとそれますが、私みちこさんの青年っぽい発声とか台詞回しがもう大好きですね。スカイとか登場してゴリゴリのキメてるときもいいけど、「オベディア。」って言ってるときのほうがたまらなく好きです。伝わってこれ。笑

 

そして喜多村さん。お芝居うっま!って登場時からちょっとした衝撃でした。これぞ舞台に通る声みたいな発声すごいし、代わる代わるいろんな役になってもどれも憎いぐらいに特徴が捉えられててコミカルでもうすごい。失われる語彙力。新派のお芝居にちょっと興味がわいてきました…ちなみに一番グッときたのはダニーが赤ん坊のノヴェチェントを抱いてはけていくとき、あんな嬉しそうな顔をしてるのに足音がちゃんとちょっと怖そうな大男だったことですね。いやあテクニカル。

 

そしてそして作品の要、ピアニスト大井さん。海がキラキラ光っているのがそのまま伝わってくるような美しい純粋な音で、一音一音ノヴェチェントが紡いでるのが聞こえてくるのですよ。ノヴェチェントが好きな静かな海そのものみたいなテーマ曲が本当に好きです。ジャズのシーンもめちゃくちゃパワーがあってカッコよかった。ノヴェチェントの音楽に実際生で感動できるのがすごく嬉しかったです。

 

お芝居自体も最高に素敵でみちこさんもかっこよくて満足に満足だったわけですが…今回みちこさんに会いに行くのがちょっと怖くてですね。ご結婚されて知らない人になっちゃったみたいな気分で、勝手に寂しくてちょっぴりヘコんでたんです。でも舞台に現れたときからみちこさんはいつものみちこさんのお芝居をされていて、カーテンコールでも他の出演者の方やスタッフの方々にいつものように感謝されていて。口パクありがとうございましたも「まったねー!」も全部いつも通りで。正直めちゃくちゃホッとしました。ああ、私この人のお芝居とか舞台姿を観るのが本当に好きだなあ、幸せだなあって思えたので。もう大丈夫そうです!失恋もどきは乗り越えました!笑

そんなこんなで安心したので集中して観られた結果、またまたみちこさんに惚れ直してしまいましたのでこれからもたくさん応援していきたいです。いままでもこれからもずーっと北翔号です。

 

これから観られる方は腰が砕けるので本当に気を付けてください。新妻とは思えない格好良さと素晴らしいお芝居です!

 

おわり