グーテンバーグ！ザ・ミュージカル！

わー行って参りました！初めての新宿村LIVE！

今回はミュージカル「グーテンバーグ！ザ・ミュージカル！」の観劇レポです♡

初めてこういうのをまとめるので一記事にできるのか心配ではありますが、頑張って愛を伝えたいと思います、、、！

私が観劇したのは鯨井さんと上口さんのコンビ。お二人ともみちこさん（北翔海莉さん）と共演していて馴染みがあったので観たかったのです。

そして今回はありがたいことに「カルチケ」という学生に観てもらうことを目的に無料で観劇できるサービスを利用させていただきました。

このミュージカルの特徴は、お衣装もセットもほぼないこと！帽子を変えて代わる代わる新しい役が出てきて全部で約20役。ステージにはお二人とピアノの方だけなのに、どんどん物語が展開していきます。

鯨井さんが演じるのは作家ダグ。上口さんが演じるのは作曲家バド。2人はブロードウェイでの上演オーディションのため、自分たちの作った「グーテンバーグ」が主人公のミュージカルを説明を加えながら演じていきます。

この流れが私にとっては目新しく本当に面白かった！説明部分は舞台の構成とかの話と一緒にアドリブもたくさん加えてめちゃくちゃ笑わされるのに、一度場面が始まるとグッと物語に引き込まれるんですよ。交互にやってくる緩急がすごい(笑)

この日は「恋は悪魔だ」という話から、上口さんの「ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんが夢に出てきてから気になっている」というアドリブが火を吹いてましたｗｗｗ ファンホームのアフトクでもこの人なんか可笑しいと思ってたけれどやっぱり可笑しかった（褒めてますｗ）説明部分は基本鯨井ダグがツッコミ、上口バドがボケのようです。もうM-1出られそうだよ！

そしてお芝居部分は活版印刷の発明で有名な史実上の人物「グーテンバーグ（グーテンベルクと言う読みが有名）」が主人公。彼は周りの人々が皆文字が読めないことから、印刷機を作って読みものを刷りことばを生み出そうとするのですが…というようなお話です！2人芝居なのでグーテンバーグはもちろん、彼の敵の悪魔に取り憑かれた修道士も、後ろのダンサーも全部お二人で演じます。大好きな上口さんのバッキバキのダンスがこれでもかと観られるわけです！途中ヘルヘルになったりマイケルになったり客先からは笑いが絶えない絶えないｗｗｗ

余談ですが上口さんの背筋っていうのかなあ、背中ってご覧になったことありますか？あの方きっと鉄板入ってるんじゃないかってくらい上半身が面としてブレないんですよね。今回も酔っ払いの役をやっても、ちょっとクネクネしてるような女性をやっても常に美しかった、本当にすごい。

そしてなんと言っても、私のお気に入りはグーテンバーグを愛するヒロイン「ヘルベチカ」！彼女がグーテンバーグを思って歌うバラードは、一幕では上口さんが二幕では鯨井さんが演じて歌います。可愛らしくて愛らしくてでも切なくて本当に素敵だった〜(´；ω；`)  ヘルベチカは自分が文字の読めない馬鹿だと思っているから、グーテンバーグに不釣り合いだと感じているんですよね、、、特に鯨井さんは男！って感じの悪い役しかも和物しか観たことがなかったのでヘルベチカのときの繊細さにはびっくりしました。もちろんすぐにそこから他の役にだって変わるわけで役者さんってすごいよ〜！！

笑いの絶えない見所いっぱいのお話ですが、最後に残るメッセージはかなり重いものでした。いうならパレードのラストにちょっと気持ちが似てた（あれは序盤からずっと地獄だったけれど）。そして「ミュージカルはそういう強いメッセージも観客に伝えられるよ」ということも同時に示されるわけです。このために今までずっと構成を説明し続けてきたわけですね。この演出にはすごくハッとしました。ミュージカルという手法がいかに優れているか改めて感じる素晴らしい脚本演出だと思います。

そんなこんなで本当に本当に楽しく新しい舞台でした！！上口さんが出る、しかも鯨井さんと2人芝居と聞いてすごく行きたかったのですが、星組と同時期なので諦めかけていたんです。そこにカルチケというありがたいサービスに助けていただいた今回の観劇。素晴らしいものを見逃さないでよかったです(> <)！少しでもお金を落とさせてくださいと思い、パンフレットはいつものことながらお買い上げしてきました。お写真が可愛い♡

このお芝居はお二人の役者さんの持ち味でかなり変わってくると思うので、再演組のお兄さんペアである福井さんと原田さんも気になりました。また是非、再々演お待ちしてます〜！！

「良かった！」っていう気持ちはこんなに出てくるのに言葉にしてまとめるのは難しいですね(笑)また今度もレポにはめげずに挑戦したいと思います。

ではではまたー！