私が生きてこなかった人生

ためらわず踏み出してゆくわ

われわれは地球人

NASAがやっていた"火星に送るチップに名前を入れようキャンペーン"に参加していたので、NASA Marsからのメールがちょくちょく来ている。おかげさまで私の本名も火星に到着いたしました!嬉しいーーーー!宇宙に行けるなんて一生ないと思ってたよ!

 

宇宙飛行士になったらね、立って眠ってみたいと思っていた。水をぷくぷくの状態で飲むのもいいよね。無重力じゃないとできない体験ってそれはそれは魅惑的である。

 

でも本当は、宇宙に行かずに宇宙を体感したい。つまりは超新星爆発が見たかった。遥か彼方で星がひとつ死んでいった光が、私の目に届くまで642.5光年。なんてロマンがあるんだろう。オリオン座で一際輝くペテルギウスの終焉を地球で味わえる。もう一つの太陽のように輝いて夜が来ないかもしれない。生態系が崩れるかもしれない。大きすぎる代償と引き替えにしても生きてる間に見たい。どうしても見たい……!

 

つい数日前、「ペテルギウスの爆発は10万年以上先になりそう」というニュースが発表された。めちゃくちゃ寂しかった。だって、もうさすがに爆発してるかな?早く届いて欲しいな〜って自由研究の題材に選んだあの日からずっと、もうずっと思っていたんだよ。まあでも火星には行けたし、オリオン座がいつまでも頭の上にいてくれるならそれはそれでいいか。暗くもなく明るくもなく、何もかも中途半端な私の街からも見えるオリオン座。どの冬も一緒の星。