私が生きてこなかった人生

ためらわず踏み出してゆくわ

なんと宙組でアナスタシアだよ!

駅で友人にバイバイした途端にLINEが入った。

「ふみちゃん大変!」

ついそこで別れたところである。余程のことかと目を向けると宝塚歌劇団の文字。このURLには今まで幾度となく、天国にも地獄にも連れて行かれてきた。逸る気持ちとは裏腹に、通信制限でなかなか画面がロードされない。うーんと唸ったところで出た。

じゃーん!宙組でアナスタシア上演!

 

www.kageki.hankyu.co.jp


一気に血圧が上がって、ひたすら親指で文字を打ちまくる。で、考えたことを書きます。笑

 


まず、タイトルロールのアナスタシアはまどち(星風まどかさん)。2000%合う。男役至上主義の宝塚だけれど、まどちに合わせてまどちのために選ばれた作品。コミカルなのも繊細なのもとにかくお芝居が上手いから、アーニャからアナスタシアへの移り変わりが絶品だろうな、と思う

そして主演のまかたん(真風涼帆さん)はディミトリ。本来ならグレブの方がまかたんっぽいイメージだけれど、まどちとのコンビ萌えで殺されるであろうシーンがめっちゃある。跪いてる姿勢での"Your Highness"とか、脳内での上演でさえかなりギュンギュンする。笑

 

f:id:fumi7july:20191028231906j:plain

https://anastasiathemusical.com/broadway/

 


そしてここからの配役は完全に私見に基づく予想です。

アニメとは違うミュージカル版の敵キャラ・グレブはおキキ様(芹香斗亜さん)。ここにきて堅物スゴツヨボスが回ってくるの嬉しい。オーシャンズで抜群だった相棒まかキキの並びをどうぶっ壊してくるのか。ビジュアルは一番似合うよ〜!!

ディミトリの相棒のおじちゃん・ヴラドはずんちゃん(桜木みなとさん)になるのか?!役の比重としては3番手で間違いないので、お髭つけたりしてイケオジっぽくするのかな。でもヴラドはイケてるというより柔らかい雰囲気が素敵なところなので、どう作ってくるのか楽しみ。

ヴラドの元恋人で皇太后に仕えているリリーは、男役で分け合うと予想。豪快な女性なのでちょっと前なら間違いなくせーこさん(純矢ちとせさん)がハマった。他に大きな役がないので、そらぴ(和希そらさん)や組み替えしてくるしどーちゃん(紫藤りゅうさん)たち男役さんに回すのでは、と冒頭に駅で分かれた友人・しろねこは考えていたので右に同じく!

孫娘アナスタシアを探す皇太后マリアは、美穂姉様(美穂圭子さん)で是非!!!お願いします!!!

兎にも角にも、この6役で見せ場のほぼ全部を作っている上に、主役だったアナスタシアの過去や心情のシーンにディミトリがいないことも多々。どう宝塚らしくスターシステムに対応させるのか、稲葉先生の腕の見せ所になると思います。かなりガッツリ変えないと難しいはず。

 


BW版を観た感想としては2幕ラストで皇太后の語るアナスタシアとグレブの語るアナスタシアが対比になる“そして伝説へ”みたいな演出が好きなので、どうにかその印象を残してほしい。いや難しいのかなぁ。

他に嬉しいのはセット!BWでは劇場が大劇場ほどは大きくないし、小さい盆が上手と下手でクルクルして場面転換をするシステムだったのでツアーを考えているんだろうな〜と思えてしまったのがちょっと残念で。ドドーンと宝塚らしく豪華絢爛にやってほしい。梅芸版もBWのセットをそのまま使うようなので、宝塚版の一番の特権といったところでしょうか。劇中劇のバレエも、役が少ない分さらにバーンと本格的にやってくれそう。

しかし、元はといえば梅芸が版権を獲得してるあたりで勘付くべきだった。甘かったなあ。笑

作品としての一番の強みは音楽なので、“コーラスの宙組”で。しかもアナスタシアとディミトリの関係性を当てはめて一番萌え転げられるトップコンビはどう考えてもまかまど!なので間違い無いはずです!!

来年まで楽しみに生きましょう〜〜!