私が生きてこなかった人生

ためらわず踏み出してゆくわ

底知れないが自分の奥底は知れ2024

明けましておめでとうございます。ふみです!

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ウィキッド』を観た今年の元旦。親愛なるエルフィーとグリンダ、そして高校の芸術鑑賞会以来、10年越しで一緒に『ウィキッド』を観劇した友人とのおしゃべりを後押しに、お正月エントリを記さねばと思ってお久しぶりのはてなブログに帰ってきました。ただいまー!

 

去年を振り返ると、「愛し抜くぞ2023」と銘打った目標は120%の全力で達成することが叶いました。

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4月にご贔屓の有沙瞳ちゃん(みほちゃん)が宝塚を卒業すると発表があり、6月に退団公演『1789』開幕。異例措置での15時30分開演で初日を迎えるも、夜には台風で新幹線が運休になり、どうにか仕事をお休みさせてもらって翌日のチケットを手にしたものの朝には公演中止が決定。そこから2週間近く幕が開かなかった。7〜8月の東京公演でも公演中止とトップスターの代役公演の上演という、波瀾万丈と形容するしかない予想外の展開続き。それでも「この1789のマリー・アントワネットで、みほちゃんが12年間ひたすらに極め続けた娘役の最後となる花道を飾れるなんて……」と観るたびに嬉しくて嬉しくて幸せで仕方がない毎日でした。ここ数年、夏には一生の思い出だと思えるような作品に不思議と出会えるのですが、2023年の夏もほんっとうに楽しかった!!! 大好きなみほちゃんを、大好きな星組の、大好きな『1789』で見送ることができたのは何にも代え難い宝物です。

 

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(去年の夏の宝物は伝説の『ODYSSEY』だよ!)

 

無事にご贔屓の卒業を悔いなく見届け、きわちゃん(朝月希和さん)にも再会し、空回っていたさききわちゃん(彩風咲奈さんと朝月さんのコンビの愛称)への想いも改めて掴めた今、いかに自分の気持ちに素直になれるか、今の自分が感じることを最優先に考えられるか、愚直に向き合う辛抱強さが必要だったんだと。私は楽観的なモノの見方は得意だけれど、寂しくなったり、悲しくなったりすることにはものすごい意固地になって下手くそに逃げ続け、こんがらがった挙句、ますます自暴自棄になっていたんですよ。逃げることだってもちろん大事なのだけど、「一旦距離を取りますけど、私の“好き”は確かでまだピッカピカで大事です」と言い切れる確信が必要で、そのコアの強さを手に入れるための修行の年だったかなと思います。

「心を大切に」は毎年の『おとめ』にも載っているみほちゃんの座右の銘なので、その真意が理解できるようになったこともすごく自信になった。その日その時に湧き出てきた感情を一番に大切にしているからこそ、私はみほちゃんの表現する何かに心を動かされ続けてきたのだろうし、これからは喜怒哀楽とその合間にあるすべてを自分の一部として受け止められるように私も在れたらいいなと思います。時にはお見苦しいところもお見せしましたが、もがいた分だけ「愛し抜いたぞ2023」になったよ!

 

さて、去年の総括を終え、2024年に目指すのは「自分の奥底を覗いて知ること」。気持ちを受け止められるようになった次には、好き嫌いのような直感的なヒントからも自分を分析することが必要なターンかなと考えました。

例えば私はもうずーっと漠然と英語の勉強をやりたいな、やらなきゃなと思っていて毎年のように浅いところをウロウロしていたんですけれど、そのウロウロの過程での試行錯誤した結果、まっすぐゴールには届かずともふとした気づきは新しく見つかるわけです。「私って別に話せるようになりたいわけじゃないな」とか、「耳から覚えるのが一番得意だな」とか、「人より英語ができていた小学生のときって、ひたすら英語で英語を勉強していたな」とか。やりたいこと、得意不得意、今までの経験談。内側で眠っていた物事からから小さなヒントを集めて自分にとっての最適解を導き出せれば、こりゃとんでもなく大きな収穫に繋がるんじゃないかと思って!! 自分の奥底に積み重なった有象無象からピンと来た、形になりそうなものを掴み、引っ張り出して、底の知れない人間に近づこうという野望が2024年のテーマです(笑)

具体的には、英語の勉強でいうとディズニーの『フィニアスとファーブ』全137話を原語・字幕なしで完走したいと思っています。つい最近『英語多読』というNPO多言語多読の先生方が書かれた本を読んだところ、外国語習得のための多読・多聴においては対訳がいらないくらい優しい内容からスタートするのが良いことのこと。私の最終目標は難なく英語のままお芝居が観られることなので、まずはアニメで始めてみることにしました。

間違いなく面白くて、元から日本語でも追いかけたいぐらい好きな子ども向け作品となると『フィニアスとファーブ』の一択しか考えられなかった。懐かしのDlife時代にちょこちょこエピソードをかい摘んで観ていて大好きなんですよ!! 幼い義兄弟が夏休みに思いつくまま実験をしたり、いたずらをしたり、実はその裏でペットのカモハシ・ペリーが“エージェントP”として、悪の天才科学者のくだらん悪事を阻止するため駆け回っていたりと、とにかくワンダフルでハートフルな名作コメディアニメです。超楽しいのでおすすめ!! 英語以外の場面でも、試したり、行動してみたりするなかで、自分の中から答えを探し出すサイクルが得意になったらいいなと思います。

kids.disney.co.jp

 

最後に……2023年に劇場で観劇した109公演から選ぶ、ベスト10作品を書き残してお正月エントリのまとめとします!!

 

《2023年の観劇ベスト10》 ※公演順

  1. 東葛スポーツ『ユキコ』
  2. ミュージカル『太平洋序曲』
  3. ミュージカル『マリー・キュリー
  4. 星組『Le Rouge et le Noir赤と黒~』
  5. PARCO劇場『ラビットホール』
  6. 木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』
  7. 星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』
  8. アンカル『昼下がりの思春期たちは漂う狼のようだ』
  9. 範宙遊泳『バナナの花は食べられる』
  10. 月組 『フリューゲル ―君がくれた翼―』 『万華鏡百景色』

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2024年もたくさん観劇して、お出かけして、おしゃべりして、楽しい一年になりますように!! 今年もどうぞよろしくお願いします。

 

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(竹芝にて、2024年1月1日の海)